お料理の変化  2016年2月22日更新

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おだしの香りが調理場から香ってきて、ふとぷーーーんと鼻の奥に入ってくる瞬間。香りだけでおいさを感じられるって、いいですよね。しかし、そんなおだしの香りが晴観荘の調理場から消えて2、3年が経ちました。

正直に申し上げます。私共晴観荘は、『旅館の調理場』という古くからのしきたりで、調理場については調理師に完全に頼りっきりになっており、これまで100%の自信を持てる料理提供ができていませんでした。味、調理方法、使用食材、料理量、仕入れ先などほぼ全てにおいて任せっきりになっておりました。大変反省しております。

そのような状況は良いとは思いませんでしたが、毎日数十名のお客様をお迎えして、間違いなくお料理をご提供するのは、なかなか料理専門外の素人には難しいことです。そんなことからお出汁すらとらない旅館の日本料理の提供は、過去数年続きました。

お客様の温かいお心のおかげで、宿の周辺環境、お部屋、温泉、おもてなしを含めた総合では、ある程度の評価を頂戴してきました。しかし、それでは『自分たちが自信を持てない商品を提供していいのか?』という疑問は払しょくできないと思い、今年2016年2月3日から、経営者も含めた従業員一同で、『自分たちが本当においしいと思える料理を自分たちで作る』を始めました。

当然、素人料理では限界がすぐにきてしまうと思い、プロの料理指導家の方にご指導いただき、新しい晴観荘の味を作っていきたいと思っています。

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上の4人は、現在通常時に調理場に立つメンバーです。左から田村、益子、屋宜、長谷川でございます。

田村はラーメンマニアで、休みがあると東京や遠方まで足を伸ばしても、美味しいラーメン屋を捜し歩くのが趣味で、美味しさを感知する舌を持っています。隣の益子は、以前から調理部門を担っていた一人でしたが、調理らしい調理をプロとしては行ってきてはおらず、今回ゼロスタートしております。そしてタオルを首にかけている屋宜は、当館では経理関係やネット販売、お客様対応、館内修繕などなど支配人的な役職をしております。一番右の長谷川は以前より調理を担当しておりましたが、今回の改革でゼロからの出直しで当館のおいしさを担ってくれることになりました。

今回の調理場改革は、大変不安を感じるものではありますが、有名料理店やレストラン、ホテル等での指導経験のある料理家の方とのご縁がありまして、約2週間たった今日も改善を重ねております。改善当初から明らかに変わったのは残食量が減り、お客様からの評判も上々で、改善の手ごたえを感じ始めています。

間違いなく申し上げられますのは、現時点で2016年2月2日以前よりも確実に美味しくなっています。これから1年、2年かけて『市川別館 晴観荘らしい美味しさ』を自ら探求して参りたいと思っております。今後とも温かいご支援をお願い申し上げます。

市川別館晴観荘 当主 茶木 茂直

 

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